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「国際アンデルセン賞」 のテレビ露出情報

画家の安野光雅の作品は世代も性別も超えて世界中の人に愛された。ストーリーも文章もないユニークな絵本を数多く発表した。司馬遼太郎の街道をゆくの挿絵を担当し、心の風景を味わい深く描いた。安野さんは大正15年に島根県津和野町生まれで幼い頃から絵が好きで旅館の襖絵や屏風を模写して画家になることを夢見ていたという。終戦後には小学校の教員となり美術教員として働きながら画家を目指していた。教師の仕事の傍ら児童図書の編集などを手掛け35歳で画家として独立。専門的に絵を学んだことはなく独学で技術を磨いた。この頃にはヨーロッパ各国を旅し、美術館を巡り見知らぬ街角をスケッチした。最初の絵本はふしぎなえ。42歳のときに発表し、目の錯覚を利用し、現実にはありえない世界を描いた。発想の原点は少年時代にあったというが子供の頃に鏡に映ったものを見て逆さまな世界観を考えるのが趣味だったという。その後もだまし絵の作品をいくつか発表するが、作品の方向性を縛られたくはないと51歳の時に発表したのが旅の絵本。同じ地球に住む人々の国それぞれ、人それぞれに違った毎日を独特なタッチで描いた。この作品では安野光雅らしい演出がある。この作品は9冊も続く人気シリーズになった。
安野光雅の絵本は海外でも高い評価を受けて昭和59年には国際アンデルセン賞を受賞した。昔ながらの佇まいや懐かしい生活のニオイが残る風景に惹かれるという。安野光雅は自らの創作スタイルを風景というモデルに触発されて自分の絵を作っていく。60歳で挑んだ繪本平家物語で画家としての新たな境地を開いた用いたのは絹地に岩絵の具で着色する日本画の手法。物語の舞台に赴いて名もなき武士にまで思いを馳せたという。全12巻に及ぶ79の名場面を一年かけて描いて諸行無常の世界を表現。80歳を過ぎてもがんと闘いながら精力的に創作活動を続け、ライフワークとなった旅の絵本ではふるさとを始めとした日本の原風景を描き94年の生涯だった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年2月19日放送 19:00 - 21:54 テレビ朝日
クイズプレゼンバラエティーQさま!!開局65周年!カメラは撮っていた!テレビ朝日に残る貴重映像 ランキングベスト15
「美智子さまにまつわるこの曲は何?」「美智子さまが訪れたこの国はどこ?」などが出題。
「3位の映像に登場するこの人物は誰?」などが出題。

2024年1月13日放送 19:56 - 20:54 日本テレビ
世界一受けたい授業「魔女の宅急便」誕生秘話
スタジオジブリによって映画化された児童文学作品「魔女の宅急便」を特集。主人公は13歳の少女”キキ”で、空を飛べる魔法だけが使える。キキには作者である角野栄子先生の性格、生き様が強く投影され、前向きな性格、好奇心を挙げた。原作のトンボは研究熱心でおとなしい性格だが、ジブリ映画では積極的で明るい性格となった。児童文学作家として、これまでに260冊以上を執筆してい[…続きを読む]

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