パリオリンピックのボクシング女子66キロ級・2回戦で、アルジェリアのハリフ選手がイタリアのカリーニ選手と対戦したが、カリーニ選手は開始46秒で棄権した。ハリフ選手のほか、同じボクシング女子57キロ級のリンイクテイ選手は、男性の染色体をもつ女性だとして議論を呼んでいる。2人は、去年の世界選手権で、男性ホルモンのテストステロン値が高いとして失格になっていた。IOCは、パリ大会への出場を認めた。バッハ会長は3日、女性であることに疑いの余地はないなどとした。IBAは、日本時間きのう、声明を発表し、彼女たちのホルモンのバランスが他の選手よりも明らかに有利なことが懸念点であるなどとした。両選手は準々決勝で勝利し、銅メダル以上を確定している。ハリフ選手は、日本時間7日に準決勝にのぞむ。トランプ氏は、この問題を受けて、男性を女性スポーツから締め出す、28年のロス五輪には出場させないなどと発言している。