インド総選挙。モディ首相率いる与党・インド人民党を中心とした与党連合は293議席を獲得して、過半数を維持した。しかし、与党・インド人民党単独では前回の303議席から大幅に減らして、過半数を割り込む240議席にとどまった。モディ首相は高い経済成長をけん引してきたが、大学を卒業した人の失業率は、おととしの時点で29%に上っている。与党連合は協議でモディ首相の3期目を支持する方針を確認するとみられ、地元メディアは8日に宣誓式が行われる見通しだと伝えた。一方、大きく議席を伸ばした野党連合も政権樹立を目指して、連立与党側の少数政党の取り込みを図ってくるものとみられる。強力なリーダーシップで政権運営を進めてきたモディ首相だが、今後は中小の政党との協力を迫られることになる。