中国のAI。内閣府のAI戦略会議座長で東京大学大学院・松尾豊教授に話を聞いた。米国と中国のAI技術は世界2トップ。中国は国家プロジェクトの取り組みなどにより膨大なデータ量が取得可能。2022年から米国による半導体規制を受けて開発が遅れていたが現在は自国で高性能の半導体を開発。世界トップクラスのエンジニアが国内外で育ち集まっている。AIが今後進化すると他国の軍事、生活インフラをハッキング、高度なフェイク情報で世論操作が可能に。中国はAIのルール作りの場にほぼ参加していない。高い技術を持った中国のAIが悪用される可能性も含めリスクとなる可能性がある。松尾教授は「自動車が普及していく過程で事故を防ぐため安全性の基準、速度規制などルール作りが進められてきた。危険性より利便性が高まったからこそ世界中に普及。AIもルールを作るから産業として発展できる」と話した。
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