米国でバイデン大統領とトランプ前大統領によるはじめてのテレビ討論会が行われた。米国の主要メディアはバイデン氏が苦戦した・敗北したなどと厳しい評価を伝えている。司会者からウクライナ情勢について聞かれると「私が大統領選に選ばれれば就任前にプーチンとゼレンスキーの戦争に決着をつける」とトランプ氏。一方バイデン大統領は「私はウクライナ支援で日本や韓国をはじめ世界50か国から支持を得た。トランプ氏はNATOからの脱退を望んでいる。我々の強さは同盟によるものもある」と述べた。双方の激しい論戦が交わされる中バイデン氏は数秒間ことばに詰まる場面もあった。米国メディアは「トランプ氏の発言は事実ではないものが少なくなかった」とする一方で、「バイデン大統領にとっていい夜ではなかったとアナリストたちは口を揃えている」と伝えた。CNNがテレビ討論会後の調査を実施した際パフォーマンスについて「トランプ氏の方がよかった」が67％、「バイデン氏の方がよかった」が33％とトランプ氏を評価する声が大きく上回った。この結果は討論会後にトランプ氏の評価が上がる結果となり、民主党は今回の結果を危機感を持って受け止めている。