- 出演者
- 油井秀樹 酒井美帆
オープニング映像が流れ、酒井美帆ら出演者が挨拶をした。
イランの大統領選挙などに関するニュースラインナップが流れた。
先月、ヘリコプターの墜落事故でライシ大統領が亡くなったことを受けて行われる今回のイラン大統領選挙。選挙は事実上、ライシ政権と同様に欧米との対立をいとわない保守強硬派2人と欧米との対話を重視する改革派の候補者1人の計3人の候補者によって争われる。保守強硬派の中でも、原理主義的な候補とされるサイード・ジャリリ氏は欧米に対して極めて批判的な立場を取ることで知られており、最高指導者に忠誠を誓う民兵組織などから支持されている。もう一人の保守強硬派であるモハンマド・パゲル・ガリバフ氏は軍事精鋭部隊である「革命防衛隊」の出身で、現在はイラン議会の議長を務めている。ライシ政権の路線継承を掲げる一方欧米に対して柔軟な立場もみせており、産業界などから支持されている。一方、改革派のマスード・ペゼシュキアン氏は穏健派のロウハニ元大統領らに支援されており、欧米との関係改善を訴えている。「ヘジャブ」をめぐる厳しい取締りを批判し、保守強硬派に不満を持つ層の受け皿を目指す。大勢は29日にも判明する見通しだが、いずれの候補の得票も過半数に達しない場合は来月5日に上位2人の決選投票が行われる予定。
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各種の世論調査最新情報としては、改革派のペゼシュキアン氏がリードし、それを保守強硬派のジャリリ氏とガリバフ氏が追う展開。保守強硬派の間では候補者の1本化を求める声が上がっていたが、調整は失敗に終わり、保守が分裂した状態で、ペゼシュキアン氏がその隙をついた状態。また、今週に入ってからはかつて大統領を務めたロウハニ氏やハタミ氏などが相次いでペゼシュキアン氏の支持を表明した。こうした有力政治家のそれぞれの支持者たちもペゼシュキアン氏を支持しているとみられている。改革派のペゼシュキアン氏はリードしてはいるが、過半数は得票できずに決選投票にもつれ込む可能性が高いとみられている。決戦投票が行われた場合も、保守派が分裂しているため、投票率がどこまで上がるかが大統領選を左右するカギとなるとみられる。また、イラン国民の政治不信も根深く、一昨年女性が着用するヘジャブを巡って広がったデモの参加者の中には、強硬派の政権に不満を持っているだけでなく、選挙に失望している人々もいると指摘されている。同時に、アメリカ大統領選挙によってイランを敵視し、より厳しい立場を取るトランプ前大統領が戻ってくる可能性もあり、イラン国民はアメリカに対しどのような立場をとる大統領を選ぶべきかが投票行動を左右する可能性があるとみられている。
米国でバイデン大統領とトランプ前大統領によるはじめてのテレビ討論会が行われた。米国の主要メディアはバイデン氏が苦戦した・敗北したなどと厳しい評価を伝えている。司会者からウクライナ情勢について聞かれると「私が大統領選に選ばれれば就任前にプーチンとゼレンスキーの戦争に決着をつける」とトランプ氏。一方バイデン大統領は「私はウクライナ支援で日本や韓国をはじめ世界50か国から支持を得た。トランプ氏はNATOからの脱退を望んでいる。我々の強さは同盟によるものもある」と述べた。双方の激しい論戦が交わされる中バイデン氏は数秒間ことばに詰まる場面もあった。米国メディアは「トランプ氏の発言は事実ではないものが少なくなかった」とする一方で、「バイデン大統領にとっていい夜ではなかったとアナリストたちは口を揃えている」と伝えた。CNNがテレビ討論会後の調査を実施した際パフォーマンスについて「トランプ氏の方がよかった」が67％、「バイデン氏の方がよかった」が33％とトランプ氏を評価する声が大きく上回った。この結果は討論会後にトランプ氏の評価が上がる結果となり、民主党は今回の結果を危機感を持って受け止めている。
今回のテレビ討論会を巡ってアメリカメディアはバイデン大統領に対して厳しい状況だと伝えていて、民主党内からは候補者を変えるべきとの意見も出るなど危機感をもって受け止められている。ただバイデン大統領は民主党の指名候補争いで過半数の代議士票を獲得しているため、バイデン大統領自らが退陣を決めない限り候補者を変えることは制度上難しいと指摘されている。一方で共和党のトランプ陣営は討論会は大勝利だという受け止めをしていて、無党派層の切り崩しができるとの見方を示している。ただトランプ氏は不倫の口止め料を巡る裁判で有罪となっていて、このことで有権者がどのような判断を示すかが鍵となっている。
秋の米国大統領選挙では外交政策も大きな争点の1つとなる。特に問われるのがバイデン政権の外交の功罪。バイデン氏は国際強調主義を掲げ前のトランプ政権が掲げた米国第一主義とは異なる外交を展開してきた。バイデン政権が功績とアピールするのが同盟国との関係。前のトランプ政権では国防費・貿易政策をめぐり同盟国と緊張する局面が目立った。きょうの討論会では互いの外交政策を非難。バイデン陣営は民主主義国家の団結を功績だとアピールしているが、一方でそうした団結がロシア・中国・イラン・北朝鮮などの非民主主義国家の結束を招いて国際的な緊張を高めたと批判する声も出ている。世界の安全保障環境が厳しくなっているだけに国際社会にとっても極めて重い選挙となりそう。
世界的なベストセラー小説「ハリーポッター」シリーズの第1作、1997年に発売された「ハリーポッターと賢者の石」の初版の表紙に使われた水彩画が米国でオークションにかけられた。落札価格はなんと3億円余。
イベリア半島に生息するスペインオオヤマネコ。生息数は一時100匹以下に減り深刻な危機にあるとされた。しかし地道な保護活動で20倍の2000匹にまで増加。絶滅の危険性のあるレベルが引き下げられた。
ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナ。兵士たちは戦地で命を落としたり戦闘で障害を追ったりするリスクと常に隣り合わせ。こうした中、兵士の間で自らの精子を凍結保存する動きが広がっている。実際にそうした精子を使い子どもをもうけるケースも出始めている。そこには戦時下の切実な願いがあった。キーウにある不妊治療専門のクリニック。戦地に赴く兵士から精子の凍結保存の希望が相次ぎクリニックでは無料でできる取り組みを始めた。こうしたクリニックはウクライナ国内で数十か所に増えているという。その一方でウクライナでは兵士が死亡した場合法律の整備が追い付いていなかった。ウクライナ議会は去年11月兵士たちの精子の凍結保存を補助する法案を可決。更に今年2月には兵士が死亡後も3年間国の負担で凍結した精子を保管できるよう法律を改正。死亡した兵士の生前の凍結精子で体外受精が可能となった。ダリー医師は「兵士への支援は様々な形があり医療を提供するという手段もある。医師ができることはウクライナ人の遺伝子を守ることであり私たちの助けが必要なのです」と話している。
30日から始まる、フランスの議会下院選挙を前にテレビ討論が行われた。27日に行われたテレビ討論で、与党連合のアタル首相と極右政党「国民連合」のバルデラ党首、そして左派連合の「新人民戦線」からは、社会党のトップも参加し、激しい議論を交わした。世論調査機関が発表した議席予想では、国民連合と連携する候補が最大260席と3倍近く増やす可能性があるという見通しが示され、マクロン大統領にとって厳しい情勢になっている。
戦時下の暮らしが続くウクライナ、ひとときのやすらぎを求めて多くの人が訪れた。首都キーウ近郊イルピンにある公園では、かつての激戦地ブチャで見つかったピアノを使って演奏会が行われている。街が開放された後、一部が破損するなどしたウクライナ製のピアノ1台が見つかり、修復作業が行われていた。27日、このピアノを使った演奏会が隣接するイルピンで開かれ、ピアニストや地元の子どもたちがクラシックの名曲など演奏した。
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- イルピン（ウクライナ）ロシア連邦軍
株と為替の値動きについて伝えた。
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出演者の挨拶。
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