秋の米国大統領選挙では外交政策も大きな争点の1つとなる。特に問われるのがバイデン政権の外交の功罪。バイデン氏は国際強調主義を掲げ前のトランプ政権が掲げた米国第一主義とは異なる外交を展開してきた。バイデン政権が功績とアピールするのが同盟国との関係。前のトランプ政権では国防費・貿易政策をめぐり同盟国と緊張する局面が目立った。きょうの討論会では互いの外交政策を非難。バイデン陣営は民主主義国家の団結を功績だとアピールしているが、一方でそうした団結がロシア・中国・イラン・北朝鮮などの非民主主義国家の結束を招いて国際的な緊張を高めたと批判する声も出ている。世界の安全保障環境が厳しくなっているだけに国際社会にとっても極めて重い選挙となりそう。