今月8日は国際女性デー。中国南部に住む女性。2014年、テレビ局でのインターン中に性被害に遭った。相手は中国国営テレビの男性キャスター、テレビ業界の「皇帝」と呼ばれる大物だった。女性は警察に訴えたが被害届を取り下げるよう実家に押しかけた。被害から4年後、女性はSNSで告発。性の話がタブー視される中国では、異例。政府は抑圧に動いた。女性の訴えは1審、2審ともに棄却され、SNSも凍結されるなど発言の自由は奪われた。「性被害は存在するはずがない問題」として一切を覆い隠し目をそらそうとする中国政府。去年中国の名門大学に通う女子学生が教授からの性被害を訴えたが翌日削除された。救済団体スタッフのコメント。