4日、パレスチナ・ガザ地区北部の難民キャンプ内で国連運営の学校で空爆があった。ロイター通信によると空爆された国連の学校は死者15人、数十人が負傷したとみられている。イスラエル軍はハマスの軍事拠点を制圧したとしている。大規模な地上作戦を展開するイスラエル軍。一方のハマスは、地下通路を利用し、イスラエル軍の戦車を破壊するなど徹底抗戦の構え。ロイター通信によるとイスラエル ガザ双方で死者数は1万人超。3日にはけが人を乗せた救急車の車列がイスラエル軍によって空爆され、15人が死亡し、60人が負傷した。イスラエル軍は意図的に空爆を行ったことを認めている。イスラエル軍はこの一帯は戦闘地域だとして民間人に南部への避難を呼びかけている。エジプトに退避した国境なき医師団の白根麻衣子氏は「南部に避難したにも関わらず南部でも空爆が絶えること無く続いていました」「やはりこういった紛争下で一番犠牲になるのは一般市民」などと明かしていた。3日には、アメリカのブリンケン国務長官がイスラエル・テルアビブで人道目的の一時的な戦闘の中断などを訴えた。上川陽子外務大臣はイスラエルのコーヘン外相などと会談。イスラエルには一時戦闘休止と国際法に従った行動を要求し、パレスチナには約97億円の追加の人道支援を伝えた。イスラエルのネタニヤフ首相は、240人以上の人質が解放されるまではハマスとの戦闘中断には応じないとしている。レバノン イスラム教シーア派組織ヒズボラのナスララ師が初めて演説をし「ガザで起きていることのすべての責任はアメリカにある 作戦の決定と実施は純粋にパレスチナによるもので外部勢力とは関係ない」などと述べた。
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