中国共産党は、台湾海峡両岸は1つの家族であると主張している。福建省からの移住者の子孫が多く、文化的なつながりが深いことから、製造業や科学技術など、経済協力を促進し、台湾統一に向けたモデル地区をつくるという。9月、中国共産党は、会見で「両岸の人々が高速鉄道で台湾海峡を気軽にまたぐ夢を早期に実現する」と話していた。福建省の台湾市民には、居住証を発行し、サービスを本土の中国人と同様に受けられるようにするという。また、65歳以上の台湾市民は、福建省内の公共交通機関を無料で利用出来るようにするという。また、台湾に住む人々に、世論調査で「あなたは台湾人?中国人?」と質問したところ、「台湾人」の回答が62.8%、「中国人」の回答が2.5%だった。1971年、国連に中国の加盟が承認され、それに伴い、台湾は国連を脱退した。現在、台湾を国と認めているのは、世界13か国のみだという。池上さんは「習近平氏の焦りが見え、このように波紋が広がっている可能性がありますね。もし選挙結果がねじれた場合、何もできなくなる可能性もありますよね。アメリカもねじれが起きて何も出来ない可能性が出ていますから」などと話した。
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