ことしのノーベル平和賞に選ばれた日本被団協。1956年に結成され、被爆者が核兵器の廃絶を世界に訴えてきた。おととしには、デジタル技術を使って核兵器の悲惨さを伝える企画展を米国・ニューヨークで開催。去年は核兵器禁止条約の締約国会議にも参加した。2017年にノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)は、「広島と長崎の被爆者は、核兵器の壊滅的な影響に対する認識を高め、その完全廃絶を推進するためにたゆまぬ努力を続けてきた」。広島と長崎で被爆した人の数は54万人以上。被爆者の高齢化が進み、現在は約10万7000人。平均年齢は85歳を超えた。核兵器廃絶への思いは、次世代に引き継がれていく。
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