EUの気象情報機関・コペルニクス気候変動サービスによると、今年の世界の平均気温を算出すると観測史上最も高くなる事がほぼ確実になったという。温暖化対策を巡る国際ルール「パリ協定」では、産業革命以前からの気温上昇を1.5℃以内に抑える目標を掲げているが、初めて1,5℃以上高くなる見通し。気候変動を巡っては、先月にスペインで異常な降雨による洪水で200人以上が死亡した他、世界各地で記録的な干ばつも続いている。気候変動について話し合う「COP29」が今月11日から始まるが、コペルニクス気候変動サービスは「地球の気温は新たな重大な局面に入り、COP29に向けて高い目標を掲げるきっかけとするべき」と指摘している。
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