世界が平和に大きく踏み出した時代があった。しかし、9.11の同時多発テロをきっかけに崩れていく。ある象徴的な事件が起きた。2003年、アメリカは安保理でイラクの大量破壊兵器の保有を主張。イラクへ侵攻するのか、会見場に世界のメディアが殺到。人があまりに多いため、マイクの場所をピカソが無差別爆撃を受けた町を描いた大作「ゲルニカ」のタペストリーの前に動かす必要があった。国連は迷った末、「ゲルニカ」を青い幕で覆った。アメリカが開戦は正当だと主張している裏で、世界で最も強力な反戦芸術を覆い隠してしまったのだ。
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