グテーレス事務総長は記者会見で「AIとそのリスクは国境を越えて広がり、世界的な連携が不可欠」とした上で「自主的な一時停止では問題に対応できない」と指摘。そして冷戦期にアメリカと旧ソビエトの間で行われた核開発競争や核軍縮協議になぞらえ、「いつの日か世界規模の大惨事につながりかねない競争を避けるため、連絡体制や共通の安全策などを確立すべきだ」と述べ、国際的な規制が必要だと訴えた。AIの開発をめぐり、アメリカでは規制強化を求めるイベントが開かれた。野党・民主党の会派に所属する上院議員とトランプ大統領の支持基盤・MAGA派に影響力のある人物が「ともにAIの規制については同調する異例の展開になった」と伝えている。アメリカの世論調査では「AI開発の速度が遅くなっても政府は安全性とデータのセキュリティに関するルールの維持を優先すべき」と回答した人が79%にのぼっている。一方、トランプ大統領は「政府が安全を担保できる」とし、開発の減速・規制に反対する姿勢を示している。国連では22日から各国の首脳らによる一般討論演説が始まる予定で、AIの国際的なルール作りなどをめぐり各国がどのような立場を示すか関心が集まっている。
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