今年のふるさと納税。さとふるの2024年返礼品検索キーワードランキングは1位が米、2位がトイレットペーパー、3位が訳ありパンセット、4位が米、5位がおせちとなっている。ふるさと納税ガイド・飛田啓介氏によると“今注目されている返礼品は小分けされた商品”だという。さとふるでの小分けの返礼品は2019年に比べて約30倍に増えている。食べ物の他にも今年人気なのが去年12月から返礼品として登場したハサミ。刃物の出荷額全国1位の岐阜・関市のムテキバサミで、関市の返礼品2500品目中トップ10に入る人気だという。食べ物以外の返礼品だと川崎市では花王の洗剤、味の素のインスタント食品、名古屋市ではRefaのシャワーヘッド、バーミキュラのフライパンなど大手企業や、千代田区のPayPay商品券などのような地域限定の商品券なども参入している。寄付件数が増加したのは石川県。能登半島地震や能登豪雨が襲った石川県を支援したいと前年比およそ2.6倍の寄付件数となっている。珠洲市の能登牛や輪島市の輪島塗のお椀などがある。寄付金の使い道として北海道・幕別町の化石発掘プロジェクト事業、沖縄・国頭村のサンゴの保護活動、岡山・玉野市のイメージキャラクターののちゃんのリニューアルなどがある。