フィギュアスケートグランプリファイナル男子シングルに進出を決めたのは、去年3位に入った鍵山優真選手と2年ぶりの出場となる佐藤駿選手。立ちはだかるのは、去年、大会を制した米国・イリアマリニン選手。その強さはどこにあるのか、そして日本勢はどう挑めばいいのか、ソチ五輪出場・町田樹さんに聞いた。4回転ジャンプが持ち味のマリニン選手は、世界でただ1人、6種類すべて跳ぶことができる。強さが際立つのは、演技の後半。町田さんは、4回転をいつでも軽々と跳べる技術や体力を持ち合わせているのが強みだと感じている。町田さんは「4分間フィギュアスケーターはダッシュしているようなものでかなり高い持久力が必要になる。」などと話した。鍵山選手の持ち味は流れのある質の高いジャンプ。鍵となるのは、磨きをかけているスケーティングや表現力。佐藤選手は、鍵山選手と同学年。シーズン序盤から自己ベストを更新し調子を上げている。マリニン選手が得意とする4回転のルッツを成功させ、先月グランプリシリーズ初優勝も果たした。大会はフランスで5日から始まる。