来月2日・3日に行われる箱根駅伝。連覇を狙う青山学院大学を脅かすのが、國學院大學。ことしの出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝し、史上6校目の大学駅伝3冠に王手をかけている。エースでキャプテンの平林は、1年生から箱根駅伝のメンバーに抜擢され、9区で5人抜きの快走を見せた。2年生では、2区を走り6人抜き。3年生でも2区を任され、8人抜き。平林の強さの秘密は、軽量ボディー。身長168センチで、体重は43キロ。体脂肪率は、部員平均7%のなか、平林は3%だという。必要な筋肉を残しつつ軽さを保っていて、長距離ランナーの理想的な体形だという。お米は350gで、他の部員の1.4倍の量を食べている。2020年の箱根駅伝で、國學院大學はラスト10区で熾烈な3位争いを制し、過去最高の3位となった。レース後のインタビューで、前田監督は、涙ながらに、選手から最後まで諦めないことを教えてもらったなどと話した。平林は、このインタビューを見て、監督の人柄に惹かれて國學院大學を選んだという。平林は、自分ができる監督への恩返しは、結果を出して大号泣させること、優勝して大号泣させたいなどと話した。