停滞する前線の影響で東北から山陰にかけての日本海側を中心に雨雲が発達し島根県で断続的に非常に激しい雨が降っている。低い土地の浸水に厳重に警戒。午前11時ごろの松江市の映像。広い範囲が水につかっている。松江市では正午の時点で気象庁のキキクル危険度分布で浸水の危険性が最も高く災害が切迫していることを示す黒色の表示が出ていた。厳重に警戒。鳥取県内でも雨が強まっている。正午までの1時間には島根県が松江市に設置した雨量計で37ミリの激しい雨を観測した。すでに浸水している中での移動は危険。外に避難するのが難しい場合は自分のいる建物の高い階に移動するなど身を守る行動を。また東北でも雨が続いている。山形県ではこの48時間に降った雨の量が200ミリを超え平年7月1か月分に達しているところがあるほか、秋田県では氾濫危険水位を超えている川がある。島根県と鳥取県、秋田県、山形県、宮城県では土砂災害警戒情報が発表されている地域がある。前線はこのあとも停滞するため東日本と西日本を中心に雨量がさらに増えるおそれがある。自治体からの情報に注意して安全な場所で過ごすようにと伝えた。