船木正人のスタジオ解説。埼玉県の関越道高坂サービスエリア付近の正午ごろの映像では高速道路がほとんど見えなくなってしまった。瞬間的には20メートルを超える風になっていると思われる。周辺のアメダスでも瞬間風速20メートルを超えている風を観測しているだが、こういった風、突風というのは一般的には積乱雲が原因となるもの。雨が蒸発するなどして雲の中に空気が冷やされてくる。その冷たい空気というのは周りの空気よりも重たいのでこれがどーっと下のほうに流れる下降流が生じてくる。これが地面にぶつかると横に流れるように吹いていく横風が先ほどの映像と考えられる。雨雲の状況を振り返ると西から東に雨雲が移動していく、午後1時にかけて各地、突風は西風が観測されている。その後、午後2時にかけて東のほうに抜けていって現在はどうかというとこの時間にかけて雨雲なくなってきている。ただ気象庁はまたこのあと新たに発生する可能性があると言っているので今夜、まだまだ油断はできない。あすにかけてもそういった雨雲、発達する可能性があって発雷確率、特にあすの午後、また発生する可能性があるのでこういったところ、午後は天気の変化、引き続き注意が必要だ。