おととい都内で戦禍を知る14人が自らの体験や想いを語るイベント「あの戦場体験を語り継ぐ集い」が開かれた。大規模なイベントは今回が最後となったが、戦争体験を継承する活動は続けていくという。坂上多計二さんは「証言を始めた当初は恥ずかしい気持ちもあったが、真剣に耳を傾けてくれたことで次第に話すことが生きがいになった。『戦争に負けた』と言われるのが嫌だったが『保存の会』を甥からおしえられ、戦争を知らない世代にとってはそうした話も価値があると思った」と話している。戦争体験放映保存の会・中田順子事務局長は「イベントとしては今回が最後となるが、これからはこれまで収録した1800人の証言動画を公開していく予定。文字起こし作業も進めているほか、検索システムの構築も検討している」と話している。戦略コンサルタント・日本工業大学技術経営研究科教授・田中道昭は「いろんな工夫をして、その人が体験したことを追体験するというのはテクノロジーなどで可能になっている」、ジャーナリスト・増田ユリヤは「その言葉を私たちはきちんと受け止めて、保存するだけでなく広めていくことが大事になっていくと思う」とコメントした。
