先月下旬の記録的な大雨で石川県能登地方では浸水や土砂災害が相次ぎ、政府は激甚災害に指定する見通しを示していた。補助の対象は農地や農業施設などの復旧にかかる費用だったが、学校や公立の運動施設の復旧にかかる費用も基準を上回ったとして追加する見込みとなったことを明らかにした。また、新たに輪島市の被害を「局地激甚災害」に指定する方針を示した。これに伴って事業の再建を図る中小企業に対して特例措置が適用される見通し。政府はきょうの閣議で、能登地方の被災地を支援するため今年度予算の予備費から新たに509億円を支出することを決めた。道路や水道など公共施設の復旧や災害廃棄物の処理などの費用が計上されている。能登地方の被災地の支援を目的に予備費を支出するのは今回が7回目で、支出の合計は7150億円となる。