坂井防災担当大臣は被災者の生活支援に力を入れるイタリアで活用されている避難所の設備を視察し災害の直後から良好な避難生活を送れるよう海外の事例も参考に避難所の環境改善に向けた検討を進めていく考えを示した。坂井防災担当大臣はきょう午後、長野県諏訪市を訪れ大規模な地震が起きたことを想定し、NPO団体などが避難所を設営する訓練の様子を視察した。設営されたのは被災者の生活支援に力を入れるイタリアで活用されている避難所。坂井大臣は冷暖房や簡易ベッドを備えた宿泊用のテントのほか食堂やコンテナ型のシャワー室、それにトイレなどを見て回った。担当者からイタリアでは災害発生から48時間以内にこうした資機材がパッケージで被災地に届けられ温かい食事も提供されるなどと説明を受けていた。