長野県軽井沢町にある軽井沢西部小学校では、ことし4月に急遽設置されたプレハブ校舎で、授業が行われていた。児童の数が急増し、こうした対策を取らざるを得なくなっているという。コロナ禍を機に、30~40代のリモート勤務の子育て世代の軽井沢町への移住が増えたという。おととい発表された全国の基準地価では、地方の住宅地が31年ぶりに上昇したなか、長野県では、軽井沢の別荘地が7年ぶりに県内トップとなった。この小学校では、この5年で、児童が約60人増加し、本校舎と仮設校舎との移動を余儀なくされることもあるという。軽井沢町では、保育士の確保が困難になりつつあるという。ことし4月に、園児の定員を19人から40人に引き上げた保育園では、この春から保育士を増員して対応しているという。町では、出産祝い金をの金額を上げたり、公立学校の給食費を無償化にしたりするなど、子育て環境の向上を図っているという。