埼玉県立飯能高等学校にはすみっコ図書館がある。中に入るとすみっコがいて、漫画なども置いてありカフェのようになっていた。さらに、コタツやハンモック、おもちゃ、ソファーなどがあり、生徒たちはこの場所で自由気ままに過ごすことができる。図書館を手掛けたのは学校司書の湯川康宏さん。湯川康宏さんは「すみっコぐらしのプロフィールを調べるとキャラごとに生い立ちや抱えている秘密があって、高校生と重なってる部分があるなと思った。ホッと一息つける図書館にしたかった」などと話した。取材した日、今は社会人となった2人が遊びに来ていた。19歳の女性は「学校に行きたくないけど取りあえず図書室に行こうって通うきっかけになった」などと話した。21歳の男性は「みんな図書室にいるから、それで少し対人関係を鍛えられた」などと話した。本上まなみは「生きづらいなって思う人も増えている。サードプレイスが学校の中にあるってことがいかに軽やかなものにしてくれる。もう一回高校生になるならここに行きたい」などと話した。