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2日、都内の映画館に老若男女、幅広い世代の人たちが集まった。その目当ては映画「すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」の舞台挨拶だった。すみっコは2012年に誕生したキャラクター。グッズが販売されると瞬く間に人気になった。絵本やぬいぐるみなど去年の市場規模は600億円を超えている。すみっコぐらしはなぜ人々を魅了するのか。すみっコたちの不思議な魅力に迫る。
9月13日、朝、平日にもかかわらず川崎大師の参道には長蛇の列ができていた。行列の長さは約50mも続いていた。この日はすみっコぐらしのグッズショップがオープンの日だった。すみっコぐらしとは?聞かれ30代の女性は「人生そのもの」などと話した。すみっコぐらしとは少しだけネガティブな事情を抱えたキャラクターたちのささやかな日常の物語。なぜネガティブで個性的なキャラクターひとびとは魅了されるのか。
すみっコぐらしに魅了される理由。話を聞いていくと「自分と重ねる」という共通点があった。40代の男性は「とんかつで言ったら、 売れ残って残されている。ぼくの人生にすごう合うものがあって重なる」などと話した。ネガティブな部分で重なるからこそ余計に胸に響くものがあるという。
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本上まなみは2019年に公開された1作目からナレーションを担当している。すみっコについて本上まなみは「こんな仕事をしているけど、初対面の人とおしゃべるするのは、不安だったり緊張したりする。すみっコたちの存在というのは、でも自分だってそれでいいんだっていう、肯定してもらえている」などと話した。推しのキャラクターはしろくまだった。しろくまは不安な気持ちを抱えている時に風呂敷をかぶるキャラ。そんなしろくまが重なるという。
埼玉県立飯能高等学校にはすみっコ図書館がある。中に入るとすみっコがいて、漫画なども置いてありカフェのようになっていた。さらに、コタツやハンモック、おもちゃ、ソファーなどがあり、生徒たちはこの場所で自由気ままに過ごすことができる。図書館を手掛けたのは学校司書の湯川康宏さん。湯川康宏さんは「すみっコぐらしのプロフィールを調べるとキャラごとに生い立ちや抱えている秘密があって、高校生と重なってる部分があるなと思った。ホッと一息つける図書館にしたかった」などと話した。取材した日、今は社会人となった2人が遊びに来ていた。19歳の女性は「学校に行きたくないけど取りあえず図書室に行こうって通うきっかけになった」などと話した。21歳の男性は「みんな図書室にいるから、それで少し対人関係を鍛えられた」などと話した。本上まなみは「生きづらいなって思う人も増えている。サードプレイスが学校の中にあるってことがいかに軽やかなものにしてくれる。もう一回高校生になるならここに行きたい」などと話した。
本上まなみは都内の映画館にやって来た。ここである人と待ち合わせをしているという。
本上まなみとよこみぞゆが対談。本人の希望で顔や声は出せない。そのためくま工場長になって語ることになった。どうして沢山の人に受け入れられていると思いますか?という質問に。よこみぞゆりは「100%ポジティブな人はいないと思っていて。なみかしらネガティブな部分はある。それを受け入れてもらえた」などと話した。絵本を作る上で大事にしたところは?という質問によこみぞゆりは「コンセプトがすみっコそのもの。ネガティブなことがあった時に私も同じなんだ。誰かの心が少しでも軽くなってくれれば。そのことを大事にしました」などと話した。
作者に込めた思い一言で表現すると?という質問。よこみぞゆりは「となりにいるよ」とイラストで応えた。
エンディング映像。
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