新紙幣の発行で注目されているのが国内におよそ58兆円ともいわれるタンス預金。前回の新紙幣発行ではタンス預金の残高が一時、前の年より7.5%減り、市場に出回った可能性があったという試算があったが果たして今回は。埼玉県に住む40代男性、夫と2人の子どもと4人で暮らしている。自宅で案内してくれたのは寝室、ベッド脇にあるキャビネットの引き出しにそれはあった。2つのビニール製の入れ物にびっしりと詰められた小さな袋。小さな袋の正体は家族でためたお年玉やお祝い金、現金を取り出さずに袋ごと保管していたところ、いつの間にやらタンス預金になっていた。パート代なども補充し一時は30万円以上たまったことも。新紙幣発行で、このタンス預金は消費へと回るのか。物価高の影響などからタンス預金は消費には回らないという女性、今は手元に現金があることが重要だという。