JR有楽町駅前に設置された特設会場、看板に書かれていたのは「お食事処・塩対応」。愛想のない接客をされるわけではない。医療系スタートアップが行う「塩対応食堂」では減塩をテーマに本来医師の処方が必要な高血圧症の治療アプリを体験できる。食事内容などの質問に答えていくだけで普段の生活で摂取している塩分量が表示される。適度な塩分を摂取するには自分自身でコントロールするのが必要不可欠。そこでアプリの体験者には減塩調味料などを使用した塩分控えめの塩対応料理を無料で提供。それぞれの塩分は1食当たり2グラム未満。減塩料理のおいしさを広く伝えたいとしている。医師ともデータを共有できより効率的な診療につなげる治療アプリはアルコール依存や脂肪肝などさまざまなタイプの開発が進んでいる。治療アプリの市場規模は2035年におよそ2850億円と予測される一方、認知率は22%と課題も抱えている。ラーメン、コンビニに言及。CureApp・佐竹晃太社長(医師)のコメント。