回天は潜水艦のデッキの固定され目標艦船がいるエリアまで運搬される。その潜水艦の元乗組員であった清積勲四郎さん97歳に当時の話を聞いた。16歳で潜水艦の乗組員になった従兵として士官の世話係を担当していた。潜水艦の甲板にある台座のようなものに回天を縛り付け、敵の船の近くまで運んだという。当時最年少だった清積さんは特攻に赴く回天の隊員には近づき難い雰囲気があったとのこと。昭和20年7月の九州沖では回天を乗せた潜水艦に艦長から「従兵 お酒持ってこい」という命令が下って「これが別れの杯だ」として飲んでいた。特攻隊員が出撃直前に残した言葉は一番隊長は「天皇陛下万歳」で残りの乗組員は全部「お世話になりました」とのことだった。
住所: 広島県呉市宝町5-20
URL: https://yamato-museum.com/
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