奈良県・大和郡山市にある運送会社にやってきたがこの会社は92台のトラックを所有し荷物を受け取っては届けているという。基本的にトラックドライバーの仕事は荷物を倉庫などで受け取り積み込んだら届け先に運んで卸す。これをゆく先々で行い、自分の営業所まで戻ってくるのが仕事。荷物が空では燃料代がかさむばかり。そうならないように極力荷物を積んで動けるように運送会社の担当者は効率的な運行計画を立てる。午後1時30分に奈良県を出発したトラック。井田さんがまず向かったのは大阪の岸和田にある工場。このトラックは横から直接荷台に荷物を詰め込むことができ積み込み時間の大幅短縮が可能。倉庫で材木を積み込み、富山県に向かうがその距離は400キロ。大阪から出発して3時間50分、サービスエリアにやってきたがトラックドライバーは4時間以上連続での運転を禁止されている。休憩を挟んでトータル5時間かけて富山県に到着した。そして朝に荷物を下ろすために井田さんはトラックの中で車中泊。そのために運転席の後ろのスペースで就寝している。中には運転席の上の出っ張った部分が仮眠スペースになっているトラックもある。
翌朝になり、富山県内の倉庫に到着したら積み込んだ荷物をおろし、納品が完了。再びトラックを運転すること10分、荷物をおろした倉庫から5キロ離れた倉庫で積み込み。富山県から石川県に移動し、積んだ荷物をおろしたら富山県に戻り荷物を積んで大阪へ。大阪まで走ったら車中泊をする。三日目には最後の積荷を届けお昼12時に会社に到着。二泊三日で7件をまたぎ総移動距離は1065キロに。給料も多いときで70万円など稼げると言うが、多くのトラックドライバーが直面するのは荷物の積み込み、荷下ろしを待つ倉庫での荷待ち。作業の遅れが積み重なり膨大な待ち時間になることも。国土交通省の調査にようるとこのに荷待ちの時間は平均1時間34分。労働時間に営業を及ぼす問題になっている。それを改善すべく業界では様々な取り組みが始まっている。例に愛知県に進化を遂げた物流倉庫がある。去年3月に稼働した倉庫は総工費5億円。この倉庫は、完全自動化を実現した倉庫。一般的な倉庫では奥から荷物を取り出すために倉庫スタッフがフォークリフトなどを使って倉庫内を何往復もするがその倉庫では完全自動化。ロボットアーム3台で必要な荷物を取り出して無人搬送車に積み込み、トラックの待つ搬出口まで自動で運ばれていく。ロボットアームは大きさが違う箱でも最適な積み方を計算し、このシステムで荷積みにかかる時間は半分程度に削減。通常出荷作業は30名ほどのスタッフで行われていたがその手がなくなり他の作業に割り当てることができるようになり助かっているという。また輸送の効率化をはかるべく、トラックの中には実証実験中の荷台分離型トラックも。荷台ごとトラックへ積み替えることが出来、荷物を積み下ろす必要がない。
日本で運送トラックが活躍し始めたのは、大正末期から昭和初期。トラック運送に拍車をかけたのは1960年台の高速道路の整備が行われ全国で高速道路が開通し、トラックでの運送の効率がアップ。日本の高度経済成長期を支えることに。1975年からシリーズで公開されたトラック野郎が大ブームに。この映画をきっかけにトラックドライバーになった人も多かった。そしてトラックでの運送が大きく増えたのは昭和から平成に変わる1980年代後半。1988年の四国と本州をつなぐ瀬戸大橋が開通。他にも各地の高速道路が全線開通。高速道路網が発達しトラックなどの陸送の割合はフェリーなど、海路での運送を上回ることになったのもこの時期。今では運ぶ荷物に特化したトラックが登場。ポールトレーラーは高速道路の橋桁や大きいビルの基礎や柱になる鉄骨、長さがあり分割できないものを運搬する専用のトレーラー。荷台が前方と後方で分かれていて、長い積荷をまたがるように乗せる作りになっていて積荷の中には新幹線なども。工場で作られた新幹線はポールトレーラーで車両基地まで運ばれている。また変わった積荷の専用トラックは他にも。競走馬専用の運搬トラックも。馬の乗り心地を重視し、タイヤは12輪もついていて安定性も抜群。運転席には、荷台の様子をチェックできるモニターがあり、なにかあればすぐに駆けつけることができるように運転席から荷台へ直通扉も。そしてタンクローリーは主に飲料やガソリン、液体天然ガスなど液状のものを運搬している。意外なモノも運んでいるがそれはタンクの内部にヒーターがついていて、沸かしたお湯を循環させることで中を温めることができる。得に冬に大活躍する。
翌朝になり、富山県内の倉庫に到着したら積み込んだ荷物をおろし、納品が完了。再びトラックを運転すること10分、荷物をおろした倉庫から5キロ離れた倉庫で積み込み。富山県から石川県に移動し、積んだ荷物をおろしたら富山県に戻り荷物を積んで大阪へ。大阪まで走ったら車中泊をする。三日目には最後の積荷を届けお昼12時に会社に到着。二泊三日で7件をまたぎ総移動距離は1065キロに。給料も多いときで70万円など稼げると言うが、多くのトラックドライバーが直面するのは荷物の積み込み、荷下ろしを待つ倉庫での荷待ち。作業の遅れが積み重なり膨大な待ち時間になることも。国土交通省の調査にようるとこのに荷待ちの時間は平均1時間34分。労働時間に営業を及ぼす問題になっている。それを改善すべく業界では様々な取り組みが始まっている。例に愛知県に進化を遂げた物流倉庫がある。去年3月に稼働した倉庫は総工費5億円。この倉庫は、完全自動化を実現した倉庫。一般的な倉庫では奥から荷物を取り出すために倉庫スタッフがフォークリフトなどを使って倉庫内を何往復もするがその倉庫では完全自動化。ロボットアーム3台で必要な荷物を取り出して無人搬送車に積み込み、トラックの待つ搬出口まで自動で運ばれていく。ロボットアームは大きさが違う箱でも最適な積み方を計算し、このシステムで荷積みにかかる時間は半分程度に削減。通常出荷作業は30名ほどのスタッフで行われていたがその手がなくなり他の作業に割り当てることができるようになり助かっているという。また輸送の効率化をはかるべく、トラックの中には実証実験中の荷台分離型トラックも。荷台ごとトラックへ積み替えることが出来、荷物を積み下ろす必要がない。
日本で運送トラックが活躍し始めたのは、大正末期から昭和初期。トラック運送に拍車をかけたのは1960年台の高速道路の整備が行われ全国で高速道路が開通し、トラックでの運送の効率がアップ。日本の高度経済成長期を支えることに。1975年からシリーズで公開されたトラック野郎が大ブームに。この映画をきっかけにトラックドライバーになった人も多かった。そしてトラックでの運送が大きく増えたのは昭和から平成に変わる1980年代後半。1988年の四国と本州をつなぐ瀬戸大橋が開通。他にも各地の高速道路が全線開通。高速道路網が発達しトラックなどの陸送の割合はフェリーなど、海路での運送を上回ることになったのもこの時期。今では運ぶ荷物に特化したトラックが登場。ポールトレーラーは高速道路の橋桁や大きいビルの基礎や柱になる鉄骨、長さがあり分割できないものを運搬する専用のトレーラー。荷台が前方と後方で分かれていて、長い積荷をまたがるように乗せる作りになっていて積荷の中には新幹線なども。工場で作られた新幹線はポールトレーラーで車両基地まで運ばれている。また変わった積荷の専用トラックは他にも。競走馬専用の運搬トラックも。馬の乗り心地を重視し、タイヤは12輪もついていて安定性も抜群。運転席には、荷台の様子をチェックできるモニターがあり、なにかあればすぐに駆けつけることができるように運転席から荷台へ直通扉も。そしてタンクローリーは主に飲料やガソリン、液体天然ガスなど液状のものを運搬している。意外なモノも運んでいるがそれはタンクの内部にヒーターがついていて、沸かしたお湯を循環させることで中を温めることができる。得に冬に大活躍する。