パリ五輪。バレーボール男子予選リーググループC最終戦で、日本は米国と対戦。日本はここまで1勝1敗でグループ3位。決勝トーナメントに自力で進出するには、グループ1位の米国から1セットを奪うことが絶対条件となる。しかし第1セットを奪われて迎えた第2セットで、平均身長差11cm、攻守ともに世界トップクラスの米国に圧倒された。絶対的エースのキャプテン・石川祐希の不調も影響し、第2セットも奪われた。後がない第3セットで、男子日本代表・ブラン監督が勝負に出た。石川祐希に代えて、アウトサイドヒッター・大塚達宣を起用。ブロックを利用し、巧みにスパイクを決める大塚達宣が流れを変え、日本が怒涛の攻撃を見せた。つなぐプレーで第3セットを取り返した日本は、米国に敗れたが、決勝トーナメント進出が決定した。米国3−1日本。石川祐希は「負けないように、しっかり勝ち切る準備をして臨みたいと思う」と話した。52年ぶりのメダル獲得を目指す日本のキーマンについて、このあとバレーボール元日本代表・川合俊一氏が解説する。