夏バテ防止として重宝されてきたうなぎ。土用のうしの日が迫る中、うなぎ店が頭を悩ませるのは、高止まりするうなぎの仕入れ価格。こうした中きょう行お披露目された人工種苗うなぎが価格抑制に繋がるとして期待が集まっている。通常、養殖うなぎは、海で取った天然の稚魚、シラスウナギを育てて出荷しているが、人工種苗うなぎは、天然うなぎを育てて卵を産ませ人工的にふ化、食べられるサイズまで成長させるというもの。天然のシラスウナギの漁獲量は減少傾向にあり、価格が高騰する要因に。人工種苗うなぎなら将来的にそうした自然の影響を受けず、安定した価格で流通させられると期待されている。価格はまだ割高だが、徐々にコストは下がってきている。国の施策として、2050年には養殖うなぎのすべてをこうしたうなぎにすることを目指しているという。
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