今年4月13日に開幕した大阪・関西万博。半年間の累計来場者数は2500万人を超えた。運営費も黒字の見込み。関西大学・岡田朋之教授は「おおむね成功。SNSでの口コミで魅力が広がった」と話している。ミャクミャクグッズの売り上げは800億円以上。一方で“並ばない万博”を実現できなかったこと、建設の遅れなど運営面での課題もあった。運営のノウハウについては次の万博開催地リヤドに引き継ぐことになる。パビリオンのうち2割ほどを再利用。オランダパビリオンは淡路島に移設。いのちの遊び場 クラゲ館は広島・福島市の公共施設に。ウズベキスタンパビリオンは一度解体して自国で建て直す。大屋根リングは一部は残し希望する自治体などに無償で譲渡。会場跡地についてはエンタメ施設やリゾート案が提案されている。岡田教授は「開催の理由やテーマを伝え広めるものがレガシーとして残るべき。もっと広く議論する必要がある」と話している。