奈良県の大峯山は山岳修行はじまりの地とされる。年に100日登るという山伏の梶さんに案内してもらって登って行った。梶さんは白装束で悔い改める言葉を口にしながら登った。3時間ほど登った8合目からは紀伊山地を一望できた。展望台の後ろには修行する行場である鐘掛岩があった。大峯山は修行をするための山なので行場が至る所にある。行場で修行できるのは5月3日~9月22日の期間のみ。最大の難所といわれる行場が「西の覗」。断崖絶壁から身を乗り出す捨て身の行がおこなわれる。山頂には日本で最も高い場所にある寺「大峯山寺」があった。