ビートたけしさんがパーソナリティのオールナイトニッポンは1981年1月1日に第1回放送が始まった。たけしさんは初回放送の中でリスナーに「これは、ナウい君たちの番組ではなくワタシの番組です」と言い放った。ウソのないたけしさんの喋りは新鮮で、全国のリスナーの心を鷲掴みにした。たけしさんに読んでもらいたい一心で知恵を絞ってハガキを書くリスナーを指し、「ハガキ職人」という言葉も生まれた。カンヌ映画祭で自身が出演した映画「戦場のメリークリスマス」が受賞を逃した際には、2時間にわたって愚痴を話し笑いに変えた。たけしさんはラジオで様々なことを批評したことが後の映画製作の原動力になったと語った。