「南部撤退」の決定から80年のきょう、沖縄県とNHK沖縄放送局が司令部壕内部をVRで体感できる催しを企画し、地下に第32司令部壕がある首里城公園の首里杜館が会場。司令部壕は現在、安全面から一般に公開されていないが、県とNHKは沖縄戦の実態を後世に伝えていこうと共同研究で撮影した映像をもとに、「第2坑道」や「第3坑道」の一部をVRで再現。このほか、会場にはタブレット端末を使ったAR(拡張現実)で司令部壕の位置関係を知ることができるコーナーや、沖縄戦における被害の実態をグラフなどで伝える展示もある。催しはきょう午後4時まで行われている。