その千年前の人の筆跡をどう生み出したか?根本さんの書道教室を訪れたが、根本さんは藤原道長の筆跡は残っていて、堂々としたおおらかな空気があるという。その印象を筆跡にこめたという。紫式部については長編小説を書いており筆まめだったと推測し、たたくようなリズムが書道家としてもリズムよく書くほうが手が疲れないという。筆の毛先を細くして使うのが紫式部の特徴だという。吉高由里子は左利きだが、当時の人は筆を左手で持った人はおらず、また柄本佑に「ドラマの初期では道長は書が苦手で下手」というキャラで出したいと相談されたというが、自分がイメージした手本を柄本に見せて一発書きしてもらうことにしたという。