1990年代から海外から労働者を受け入れきた群馬県大泉町では外国籍の住民が2割を超えた(50か国以上の外国籍の住民が暮らし、人口およそ4万人のうち2割超)。なぜこの町に多くの外国人が住むようになったのか。1990年代、大泉町は工場などの労働人口の不足を補うため主にブラジルなどから外国人を積極的に受け入れ始める。当初は共生にはほど遠い状況も、町はポルトガル語の通訳ができる職員らを積極的に採用して、外国籍の住民のサポートをしてきた。地元住民と移住してきた外国人の交流イベントも100回を超えた。世界の料理やサンバを目当てに全国から様々な民族、国籍の人たちが集まる。全国では外国人が絡むトラブルも問題となっている。