44.9%は刑務から釈放され、10年以内に罪を犯し再び刑務所に入る割合。再犯をさせないために社会の中で立ち直ることを目的に、更生保護の現場で活動するのは非常勤の国家公務員の保護司。その活動に報酬はないという。福岡市内の金融系の会社につとめる米倉真希子さん。義理の両親や夫らと5人暮らし。フルタイムで働く会社員であり、子供を育てた母親。7年前に知人の誘いをきっかけに誰かの役にたちたいと保護司に。現在は建設業で働く20代の七海さんの立ち直りを1年まえから支えている。保護観察所の依頼で月に二回七海さんとの面会を行い報告。手作りの資料を作っていた米倉さんは、七海さんに健康保険について質問をうけたという。日曜日の夕方に米倉さんは家族5人分の夕飯を準備していた。今日は保護司としての七海さんとの面接の日で、家の用事を済ましてから向かう。保護司の面接場所は保護司か対象者の自宅がほとんど。七海さんの希望で米倉さんは、息子の車で彼女の家に向かった。車は七海さんの言えから少し離れたコインパーキングにとめる。米倉さんは対象者の詳細は家族にも伝えていないという。そのために息子は過去に罪を犯した相手と会うことを心配に思うこともあるという。しかし不在だったと答え、その後会っても立ち話しか出来なかったという。
七海さんが約束の日に家にいなかったことは今日が初めてではないという。ボランティアだからこその葛藤がある。娘は母がやらなくてもいいのではという気持ちが最初に強かったという。真希子にさんは娘に保護司としての思いを語った。地域の善意に支えられている保護司制度。法務省は矯正施設からでたあとにその人が立ち直っていくためには地域の人々の協力や理解は不可欠だという。そういった人々の理解、協力を得ながら国が責任をもってやっていくという。その最中保護司を巻き込む凄惨な事件が発生した。2024年5月に滋賀県大津市の住宅で保護司の男性が殺害された。逮捕・起訴されたのは保護観察中の男だった。面接中に刺したとみられる。法務省によるとこれまで保護司が対象者に殺害される事件はなかった。事件をうけて法務省は自宅以外の面接場所の確保に努めるとした。
ある平日の正午過ぎ、米倉さんは会社を早退していたが有給休暇をとって保護司の研修会に向かった。会場にはおよそ50人の保護司が集まったた。研修を行うのは保護観察官。その内容は報告書の書き方について。今回は架空の対象者の現状を元に、他の保護司らと意見交換した。米倉さんは保護司の世界で若手。全国の保護司の年齢は65.4歳。高齢化やなり手不足に課題をもる。総務省によると保護司になったきっかけの93%は周囲からの依頼や勧め。自分から進んで関係機関に申し出たのは1.5%。法務省はこの保護司制度を持続可能にするべく検討会を実施。新任保護司の年齢上限を撤廃した。しかし注目が集まった報酬制の導入についてはなじまないとされた。
七海さんが約束の日に家にいなかったことは今日が初めてではないという。ボランティアだからこその葛藤がある。娘は母がやらなくてもいいのではという気持ちが最初に強かったという。真希子にさんは娘に保護司としての思いを語った。地域の善意に支えられている保護司制度。法務省は矯正施設からでたあとにその人が立ち直っていくためには地域の人々の協力や理解は不可欠だという。そういった人々の理解、協力を得ながら国が責任をもってやっていくという。その最中保護司を巻き込む凄惨な事件が発生した。2024年5月に滋賀県大津市の住宅で保護司の男性が殺害された。逮捕・起訴されたのは保護観察中の男だった。面接中に刺したとみられる。法務省によるとこれまで保護司が対象者に殺害される事件はなかった。事件をうけて法務省は自宅以外の面接場所の確保に努めるとした。
ある平日の正午過ぎ、米倉さんは会社を早退していたが有給休暇をとって保護司の研修会に向かった。会場にはおよそ50人の保護司が集まったた。研修を行うのは保護観察官。その内容は報告書の書き方について。今回は架空の対象者の現状を元に、他の保護司らと意見交換した。米倉さんは保護司の世界で若手。全国の保護司の年齢は65.4歳。高齢化やなり手不足に課題をもる。総務省によると保護司になったきっかけの93%は周囲からの依頼や勧め。自分から進んで関係機関に申し出たのは1.5%。法務省はこの保護司制度を持続可能にするべく検討会を実施。新任保護司の年齢上限を撤廃した。しかし注目が集まった報酬制の導入についてはなじまないとされた。