大手カレーチェーン「ココイチ」。そのフランチャイズを展開する会社「スカイスクレイパー」の新社長に就任したのは、アルバイトから大抜擢された22歳の諸沢莉乃。原点には母親の超ポジティブな“子育て術”があった。諸沢の白シャツの制服は全国で31人のみが着用する「接客のプロ」用。諸沢が社長を務める「スカイスクレイパー」は「カレーハウスCoCo壱番屋」のフランチャイジーとして25店舗を経営するカレー店。年商約22億円。社員・アルバイト合わせて400人超。諸沢莉乃は2001年神奈川県生まれ。母親は幼い頃から礼儀に厳しく、人の助けになることを率先して行っていたという。また学校の成績が悪くても母親は全身全霊で全てを肯定してくれた。高校入学後に始めたココイチのアルバイトでは出来る先輩の所作を“丸パクリ”。全てを吸収する素直さで接客技術が上がり、高校卒業後もアルバイトを続けた。やがて、“悩める”アルバイトたちを指導する立場となった。