きのう、簗農水相は問題発言を「自民党の党員の集まりの中で高揚感みたいなものがあって、その中で誇張したような表現をしてしまった」と振り返った。簗大臣は今年2月の衆議院選挙で自身を応援しなかった首長の自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言していた。今は発言を撤回し、国交省への働きかけについて否定した。きのう、国交省が調査結果を発表。やり取りをした本人もはっきり覚えていないくらいであり、働きかけや圧力を受けたことはなかったと思うと話しており、我々そう受け取っていると説明した。国交省によると、衆院選後の今年2月中旬ごろ、簗大臣から当時の黒田官房長や佐々木副大臣に対して那須烏山市と那珂川町の予算配分額について問い合わせがあり、「この場ではわからない」などと回答。その後4月7日に今年度予算が成立したことを受け、簗大臣に予算配分額を説明したが、正確な日時は不明としている。今年の衆院選で簗大臣が出馬した栃木3区には6つの市町が含まれ、このうち首長が簗大臣を応援していなかった大田原市、那須烏山市、那珂川町の今年度の道路予算はいずれも前年度より減少。一方で、首長が簗大臣を支持していた地域では那須塩原市と那須町では増加となっている。簗大臣は過去に「与党の議員がいらないから遠慮なしに予算が削れる」と発言。きのう、国交省は那須烏山市・那珂川町の道路予算が前年度より減少していることについて「限られた予算の中で総合的に勘案して実施」と説明。そのうえで、各自治体内で行われる県の事業と合わせた分配額は約2割増えていると説明した。簗大臣はきょう午前中、取材に応じる予定。
