大相撲秋場所14日目、千秋楽を待たずに2度目の優勝を決めた関脇・大の里。三役でのぞんだここ3場所の勝ち星の合計が大関昇進の目安である33勝を超え、史上最速初土俵から9場所での大関昇進を確実にした。出世の早さに髪の毛が追い付かず、大銀杏が結えない“ちょんまげ姿”で看板力士へと駆けあがった大の里。祝賀会で語ったのは自身の原動力にもなっている故郷・石川県への思い。優勝を決めたその日、地元石川県に大雨特別警報が発表。能登地方では大規模な土砂崩れや河川の氾濫など甚大な被害がもたらされた。大の里が初土俵を踏んだのは去年5月。その後今年元日、故郷が能登半島地震に見舞われた。その翌月、大の里は同じく石川県出身の力士、遠藤、輝とともに被災者を勇気づけようと県内になる避難所を訪問。今年5月、新小結としてのぞんだ夏場所。初土俵から1年、大の里は史上最速7場所目で初優勝を果たした。7月には地元石川・津幡町に凱旋。新関脇として迎えた今場所、初日から11連勝の快進撃。12日目に黒星を喫するも、単独トップのまま迎えた14日目、諸手突きで大関・豊昇龍をあっという間に押し出し、2度目の優勝を果たした。
一方で土俵に別れを告げた力士も。元大関・貴景勝は大関在位30場所、優勝4回。しかし、角番で迎えた7月の名古屋場所では5勝10敗に終わり大関から転落。大関返り咲きを目指し今場所土俵にあがるも、古傷を抱える首の状態が悪く、3日目から休場。
一方で土俵に別れを告げた力士も。元大関・貴景勝は大関在位30場所、優勝4回。しかし、角番で迎えた7月の名古屋場所では5勝10敗に終わり大関から転落。大関返り咲きを目指し今場所土俵にあがるも、古傷を抱える首の状態が悪く、3日目から休場。
住所: 愛知県名古屋市中区二の丸1-1