大相撲・横綱・照ノ富士が現役引退を発表した。およそ14年の現役生活に別れを告げた。2場所連続で休場し、今回の初場所では3場所ぶりに復帰していたが4日目を終えて2勝2敗できのうから休場していた。「14年間激しい相撲人生だった」と振り返った。モンゴル出身の照ノ富士の初土俵は2011年の5月。2015年の夏場所で幕内初優勝し、大関に昇進した。しかしその後は相次ぐケガに見舞われ2017年、大関から陥落、翌年糖尿病を発症し大関経験者として初めて序二段まで番付を落とした。しかしその後不屈の精神で番付を上げ関脇で臨んだ2021年春場所で優勝し、3年半ぶりに大関に返り咲いた。2021年にはついに横綱に昇進し、3年以上一人横綱として相撲界を背負ってきた。高校時代を過ごした鳥取県では引退を惜しむ声が聞かれた。照ノ富士は後進の指導に向けて「自分に嘘をつかない自分を曲げない力士を育てていきたい」と話した。
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