今月の夏場所に向けて、横綱審議委員会の稽古総見が行われ、大型連休に合わせて、一般に公開された。注目の1人は、大関・琴櫻。元横綱の祖父から受け継いだしこ名が、初めてアナウンスされた。稽古では祖父譲りの前に攻める相撲。ただおとといからのしこ名には慣れていないようで、琴櫻は「(アナウンスは)自分でもびっくりした」と語った。新小結・大の里は、初土俵から僅か1年で三役に昇進。優勝2回、大関・霧島との稽古では2戦全勝。上位相手に力を見せて、ファンを沸かせた。大の里は「上位の人と相撲を取って自信になった」と語った。