きのうの夏場所千秋楽は12勝3敗で並ぶ大関・霧島と小結・若隆景による優勝決定戦にもつれ込んだ。若隆景が押し出しで勝負を決めた。初優勝した4年前はコロナ禍のため観客は制限され、優勝会見もリモートだった。若隆景は優勝への原動力を問われると「家族の存在」と語った。ヒザのケガなどで一時は幕下まで番付を下げていたものの、リハビリを重ねて悲願の復活優勝を果たした。若隆景は2人の兄と共に荒汐部屋に所属し、本名にちなんで大波三兄弟として切磋琢磨してきた。昨夜の優勝パレードで兄・若元春が旗手を務めた。相撲ジャーナリスト・横野レイコさんは「若隆景は一番末っ子。三人の絆は本当に強い」と語った。ちゃんこ料理店を営む父親の大波政志さんはきのう臨時休業して国技館に出掛け、我が子の優勝を見届けた。さらなる昇進を目指す来場所では今場所休場の横綱2人と大関2人の存在が鍵になる。
