岩手県大船渡市で9日目となった森林火災で、きのう雨で延焼拡大が見られなかったとのことで、一部地域の避難指示解除が検討された。山のいたるところから上がっていた煙はおとといの雨によりきのうはほとんど見えなくなった。はじめて延焼拡大は確認されず、消失面積はおとといと同じ約2900ヘクタールだった。しかし、鎮圧は発表されず、きのうも消火活動は継続された。今も大船渡市では4310人(市の約13%)が避難。避難指示の解除が検討されているのは赤崎町大船渡湾側、三陸町・越喜来甫嶺地区。解除時期は未定、延焼範囲や白煙の状況などを見て判断するという。