1週間後に東京での開幕戦で先発予定の山本由伸投手。開幕前最後の調整となるオープン戦へ向け、入念にウォーミングアップしていると、馬車が走り抜ける。ビール会社の広告の馬車だというが、何も知らされていなかったのか呆然と見つめる山本投手。一方で試合は初回から三者凡退と完璧な立ち上がりを見せる。この日は最速157キロのストレートに加え、変化球の切れ味が抜群だった。5回、被安打4、失点1、奪三振7。万全の仕上がりをアピールした。一方の大谷翔平選手は第1打席から快音を響かせた。打球速度191キロの痛烈二塁打で2試合ぶりのヒットを記録する。第3打席は自打球が下腹部付近に当たり悶絶。きょうは3打数1安打。初回の痛烈ヒットをロバーツ監督も絶賛した。大谷選手の打撃にMLB取材キャスターの鈴木優さんは「打撃だけ見たら100%に近い状態。(開幕戦の)東京ドームは”ホームランが出やすい”球場だと思うので、ホームランが出る確率は米国よりも高くなっているので、(ホームラン)見られるんじゃないかと期待している」と話した。山本投手については「スプリットが一番良かった。(山本投手は)色々な球種があるが、中でも三振を一番取ってくる球はスプリット。低めに決まり始めるとより無双する山本由伸投手が見られると思う」と話した。