かせいソーダの原料は塩。精製塩水に電気を流して電極で化学変化を起こして分解する。この電気分解によってかせいソーダを作る。かせいソーダを作る工程で同時に塩素と水素も作られる。その塩素を利用して製造しているのがダップ樹脂。ダップ樹脂が使われるUVインキは優れた速乾性と耐久性を発揮する。社内ではダップ樹脂を使った最終的な製品をサンプルで作って研究を行う。ダップ樹脂のもう一つの重要な性能は絶縁性。EVや太陽光発電などでダップ樹脂が持っている電気特性が再度注目されている。
もう一つ、電解から生まれた塩素を基した素材で作られるニッチ製品が特殊合成ゴム。熱や油に強いという特性から、自動車のエンジンルーム内の燃料ホースなどに使われている。150℃で熱劣化させた特殊合成ゴムを引っ張ると13.3MPaの力で切れた。大阪ソーダの特殊合成ゴムは電気を通すことができるので、デジタルカラー複合機の帯電ローラーに使われている。
大阪ソーダは1915年に創業。日本で始めて電解法によるかせいソーダ製造法を確立した。1961年、尼崎に研究所を開設。1970年には水島コンビナートに進出。ダップ樹脂や特殊合成ゴムなどを開発してニッチな領域で躍進した。
もう一つ、電解から生まれた塩素を基した素材で作られるニッチ製品が特殊合成ゴム。熱や油に強いという特性から、自動車のエンジンルーム内の燃料ホースなどに使われている。150℃で熱劣化させた特殊合成ゴムを引っ張ると13.3MPaの力で切れた。大阪ソーダの特殊合成ゴムは電気を通すことができるので、デジタルカラー複合機の帯電ローラーに使われている。
大阪ソーダは1915年に創業。日本で始めて電解法によるかせいソーダ製造法を確立した。1961年、尼崎に研究所を開設。1970年には水島コンビナートに進出。ダップ樹脂や特殊合成ゴムなどを開発してニッチな領域で躍進した。