先月、大阪の地下鉄車内で「トコジラミ」を見たというSNS投稿が相次ぎ全1380車両で予防作業が行われた。体長は成虫で5ミリ~8ミリほど。主に夜活動し人や動物の血を吸う。一度噛まれると赤く腫れ上がりかゆみを伴う。かつては日本でも一般的だったが殺虫剤の普及で激減。しかし、ゾンビのように復活してきたという。国内の相談件数は5倍以上に膨れ上がっている。トコジラミは飛べないが、衣服やカバンなどに付着し移動するため、気付かぬうちに自宅に持ち帰ってしまうケースもあるという。対処法について専門家は「汚染されるリスクの高い場所がでてくる。そこに持ち込んだものはなるべく気を付けて家に持ち帰る。持ち帰った後もカバンの中を掃除機で掃除することも自衛策としていい」と指摘。それでも家に入ってしまうことも。トコジラミはベッドの周りやソファーの隅、カーペットやカーテンの裏を好む。専門家は「必ずサインがあって潜伏する場所には必ず血糞という吸った血のフンで黒いシミのようなものがたくさんつく。どんなに家を綺麗にしていてもつくときはつく。そこは勘違いしない方がいい」と指摘。