業者が見つからず、高額の引っ越し代金を支払うはめになるなど、引っ越し困難者が急増している。息子が群馬県から大阪府に転勤になったという男性は、業者の予約ができず、知り合いから車を借り、片道約600キロを自力で引っ越ししたという。都内の引越し業者では、引っ越し需要がピークを迎え、予約の電話対応に追われていた。3月中は、予約で埋まっているという。3月は、1日で70件近くこなす日もあり、現場はフル稼働している。きのうだけでも、10件以上依頼を断っているという。コロナ禍が落ち着き、引っ越し需要が高まっているとともに、ドライバーの人手不足も深刻化しているという。ドライバーの時間外労働の上限が規制される2024年問題が来月に迫る今、人手の確保が急がれる。