都内にある羽田国際高等学校は、去年から共学になり、パーカを制服に取り入れた。クリーニングに出す必要がなく、アイロンをかける手間もないと生徒からは好評。この日は、4月に入学する新入生が制服の採寸に訪れていた。パーカは1着6800円で、色は2種類。群馬県の明和県央高等学校では、来年度から県内で初めてパーカを導入する。神奈川県横須賀市の役所では、スカジャン発祥の地・横須賀にちなんだタイガー&ドラゴンや、ネイビーバーガー、軍艦がデザインされたパーカを導入。職員同士の連帯感を高めるためだという。1着4000円で、約4割の職員が購入している。名古屋市役所では、今月からカジュアルな服装での勤務を推奨する取り組みがスタート。堅苦しい役所のイメージを打破し、人を集めることが狙いだという。パーカは、1930年代に、アメリカのスポーツメーカーが販売した。シルベスター・スタローン主演の映画「ロッキー」で、主人公がトレーニングウェアとして着ていたことが影響し、パーカの認知度が高まったという。現在のブームは、韓流アイドルなどの影響もあるという。今春のトレンドは、ラメ入りやダブルジップ。